「言語道断」

ガイアのいろんなモノにツッコミ入れようコーナー。

【アーモデュラハン】
「armor」「durability」→かなりこじつけですが、耐久式装甲車くらいの意味じゃないだろうか。
こいつホンキで嫌いです。誰が作ったんだ? これでフォッシル・ルーを掘ったのだろうか。でもそれだと外側の大陸側から掘ったということだよな。うーむ。これもテラの偉業?


【イージスのこて】
腕用防具。イージス(aegis)は、ギリシア神話でゼウスがアテネに与えた盾、ゼウスが着ていた胸甲で、「イージス艦」のそれと同様。
ちなみにイージス艦は「総合的兵器システム(200以上の標的を同時追跡、20程度の目標を同時攻撃)」という凄い機能を搭載している護衛艦。たいへん高価。日本にもあるけれど、コレで一体何を守るのかが問題になっていたがテポドン騒ぎで大活躍?ゲーム中では上から二番目に強い防具。


【インビンシブル/invincible】
何度か改良されて、今のこの形に落ち着いた。
きっと製作者はクジャ見たいな性格だったんだと思う。
あるいはこれが、テラでの標準…?
「invincible」→無敵の、不屈の。ごもっとも。


【ヴィルドガンス】
リンドブルム飛空挺団に所属している戦闘機。記憶の場所突入時には大活躍。

【クアッド・ミスト/quad mist】
FF9におけるカードゲームの名前。「Quad」は「Quadrangle(四辺の)」。いかにも霧の大陸で生み出されたゲーム。外側の大陸でもプレイできるのは永遠の謎。


【ゲートパス】
南ゲートでピクルス嫌いの兵隊さんからもらった、だいじなもの。 『この通行手形を所持する者に本土、ならびに近辺自治区の通行を許可するものとする』 とあるので、リンドブルムには巨大城以外にまだたくさんの村々があるようです。それか、アレクサンドリア側のダリやトレノを指すのでしょうか。個人的にはリンドブルム側にもあってほしいところ1。


【ジェノム/Genome】
ゲノム。「遺伝情報」。大切な人からわたしへ、親から子へ、綿々と受け継がれゆくもの。
ガイア因子から生まれた黒魔導師たちがどこかほんわかのんびりしているのに対して、ジェノムたちは論理的というか、堅苦しいというか。お国柄?あの村で暮らすようになったら、ジェノムたちにも表情が出てくるんだろうな。どうか心安らかに暮らしてほしい。


【セイブザクイーン】
「Save the Queen」 =女王を守る(れ)。スタイナーがガーネット姫を守る為に奮闘していたのなら、ベアトリクスはアレクサンドリアという国家を守る為、闘っていたのだろうか。
うーん、この構図、どっかで見たことが……。
はっ、わかった!! 聞仲(『封神演義』)だ!!!
眼帯もおそろいだしね!(違)


【タンタラス/the world's greatest bandit】
英語版では「honourable thief=義賊」と紹介されています。確かに、彼らがゲーム中で「悪いこと」をやっているのは見たことが無い。ジタンが単独行動でトレノのオークションハウスから盗みを働いたくらい? あとは犯行未遂の人間を現行犯にしたてあげた……。って、ほとんどジタンの悪さばっかりだが。
自分の子どもを料理して神々にささげた(若しくは神様の食べ物を盗んだ)ギリシア伝説に登場する王様の名前。罰として、冥府タルタロスに投げ込まれ、永遠の飢餓の刑を受けているという。「盗む」というキーワードよりも、「永遠に満たされない」っていうのは、タンタラス結成の理由と通じているのではないか? いつか帰るところではあるけれど、孤独な連中が集まるタンタラスなのです。


【テラ記】
イプセンの古城で手に入る「鏡」シリーズの裏に書かれた言葉。ドクトル・コーラルと名乗る人が記しています。アレクサンドリアやダゲレオの図書館には、ドクトル・コーラルの著作が存在し、そこに「テラ」の名前が記されているのでしょうか?「この世の技術で作りえるをなきとみる」と記されていますので間違いなくガイアで書かれたもの。あまりに突飛な論文だったため、学会で抹消された可能性も……?
コーラル博士は自分の無力さをしょっちゅうお嘆きになられています。悲嘆的な人らしいです。
コーラル博士があずかり知らぬはるか未来で、歩むべき道に迷った彼の子孫が「テラ」なるものの実態を知ったのかもしれません。


【トリックスパローの羽根】
ジタンいわく「立派なお宝」でもこいつら、狩猟祭のときは街中で狩れます。しかもポイントはそんなに高くない。タンタラスはお宝鑑定団ではないので技術が低いのか、もしくはジタンの優しい嘘。あるいは、トリックスパローの羽根は「森のサファイア」と呼ばれており、貴族の帽子の飾りとして珍重されるが、傷つきやすく採取が難しい。みたいな裏設定がある。


【トンベリ】
「tomb」ということばに引っかかりました。発音はちょっと違うけれど。意味は「墓、墓穴」多分ビンゴじゃなかろうか……? 可愛いくせにエンカウントはしたくない敵。


【ネズミのしっぽ】
フライヤというキャラクターがありながら、よくもまあこんな残酷な名称の「だいじなもの」をオークションで競り落とすことができたもんだ……。「魔法の指先」を手に入れるのに必要なアイテム。競り落としたら秒速で売り払われると、その扱いもたいがいひどい。


【ピクルス】
西洋の漬物の一種。キュウリやタマネギ等の野菜や果物を酢に塩、香辛料、香草等を加えたものに漬ける。砂糖を加えた甘口のものもある。普通は盛り付けに使われるが、リンドブルムでは瓶詰ですらなく、野菜の状態で露店で売られてました。ピクルスという野菜なのかもしらん。
スタイナーとクイナはモリモリ食べれるが、一般人は強烈な臭いと独特な風味でそんなにたくさん食べられない。就学前の児童はハンバーガーに入ってたら基本的に抜いて食べる。


【ピモピモ草】
マダイン・サリ近郊に群生している……と思われる。この草から気付け薬を作ることができる。そんなものの作り方を知っていたとは、エーコはおじいさんに気付け薬を作ったことがあるのでしょうか。ペンペン草みたく、おそらくお子様語。正式な学名はほかにある。


【ふゆう石/Pumice stone】
え? 飛行石じゃなくて?
「ふゆう石のかけら」を合成して手に入ります。世界中に二つ存在します。ボスとして「オズマ」と「アーク」に姿を変えており、アークは召喚獣として習得可能であるところを見ても、相当強力な魔力を持っているのでしょう。四つの破片で思い出すのは、アレクサンダーを呼び出した宝珠の欠片。もしかするとふゆう石の欠片も、四つで一セットだったのかもしれません。アークとオズマを掛け合わせた、強力な召喚獣が現れたのかも?
英語版だと「Pumice(軽石)」となっています。火山噴火で流れ出た溶岩が急速に冷やされて、中身が海綿状になった岩のこと。水に浮く。別名浮石。確かに軽そうだけど……なんだかなあ。


【ブラネ艦艇】
飛空挺に秀でたリンドブルムに対して、さながら戦艦大和といったところか。でもこの戦艦、『霧』のない外側の大陸までやってきているので、蒸気機関を使用しているようです。オールっぽいものが突き出ているところをみると、手漕ぎかもしれない。


【プリマビスタ/Thather Ship】
英字表記は単に「Teather Ship」なんですが、普通に訳せば「Primavista」になると思う。で「Prima-vista」、直訳「ひとめぼれ」……ではなくて「第一の展望」vistaは他にも、過去への回想、追憶という意味。最近同じ名前のファンデーションを見つけて買いかけた。
ジタンの話によると、劇場艇は最低でも五回作りかえられているらしい。仮にプリマビスタが五代目だとしたら、過去の四代はバクーが乗り潰したのだろうか? シドさんは親子揃って気苦労がたえなかったんですね。そりゃ白髪にもなる。


【ブリ虫】
何をモデルにしたか一発で分るネーミング。オリジナルに似ず、足音が「ブリブリ」な可愛い奴。ブラネ王女が大の苦手なのに対し、ガーネットは全く平気。きっとげんこつ芋のシチューに山ブリ虫を入れた食事は日常茶飯事だったのでしょう。「桃色プディング」以外の好物発見。


【プルート隊/the Knights of Pluto】
プルートっていやあ、「美少女戦士セーラームーン」の時の番人ですね!
別名ハデス。陰気で、容赦なく悪を罰する……きっとポケットにはビスケットのカスがたまっています。
ハデス?もう一人似た名前の人がいましたよねそういえば。
ハデスは黄泉の国の神様で冥王星。彼ら、そんな強そうな連中じゃないですけれど。でも、だからこそ、アレクサンドリア襲撃イベントのときの彼らの活躍は嬉しかった。やったぜプルート隊、出番だ!みたいな。でも特技以外のことに対しての応用力は皆無。彼らの退職後が思いやられるが、どうやら定年制ではないみたいなので安泰。個々人の能力値はかなり高いのに、隊列を組むと1+1がマイナスになってしまうのか……?


【ブルーナルシス/Blue Narciss】
リンドブルム公国の海上艦隊に所属していると思われる、青い百合。
レッドローズと対の名前になっている。FF9は「赤」「青」の対比をいたるところで使用しています。クリスタルがそんなどぎついいろに輝いているのだから当然といえば当然だが。海の上をどこでも自在に走り回ることができるので、動力は蒸気機関。


【マカロフ投法】
サラマンダーのサポートアビリティ。何者だマカロフ。
マカロフ(Stepan Psipovich Makarov)
ロシアの提督。1886年から三年間世界を一周し、海洋研究の名著「ヴィチャズ号と太平洋」を発表。(by 広辞苑)
……えーと、違うみたいです。
これに限らず、彼のアビリティは凄い。
「反射区熟知(チャクラの回復量二倍)」
「雑魚ちらし(これはFF8から引っ張ってきたやつですが)」
極め付けに「呪い」ときたもんだ。


【レア王/King Lear】
シェイクスピア作『リア王』から。『リア王』の英語表記は「King Lear」なんですが、むう? ローマ字読みで「レア」って発音したくなりませんか?なりませんか、そうですか。英語版では「King leo」レアはダメだったのかしら。
おまけを一つ。リア王の三人娘の末っ子は、コーディーリアというお名前。お父さん思いの優しい娘です。最期はお姉さんの手にかかって死んでしまいます。
そもそもあの劇中劇はモロに『ロミオとジュリエット』だしな。FF9のストーリーにも、そこかしこに劇の雰囲気が漂っている。台詞の言い回し云々だけでなく。


【レッドローズ/Red Rose】
アレクサンドリア王国の飛空挺部隊に所属しているとおもわれる、赤い薔薇。
レッドローズもブルーナルシスも「と思われる」なのは、アルティマニアにはそうと明記されていないため。むしろ単なる移動手段的要素のほうが強いのかもしれない。リンドブルムは空中戦、アレクサンドリアは海戦に秀でていたようだ。
だが、使い古したカーゴシップを手入れして使っているようなアレクサンドリアに、レッドローズのような大型飛空挺を作る技術があったのかは疑わしいところだ。リンドブルムが友好のためにアレクサンドリアにプレゼントした、と考えるのが適切なのか?恐ろしく矛盾。その船で己が国を攻撃される皮肉。
だったらおそらく蒸気機関を使用している。なぜならブルーナルシスもそうだから。


【ワールドマップ/world map】
シドにもらった大事なもの。シド一世が作ったもの?たぶん国宝。でもジタンたちの旅が終わったあとは、複製されて出回ってそうだとうっすら感じている。蒸気機関を開発した霧の大陸の人々が、外側の大陸に進出するのも時間の問題。コンデヤ・パタの運命やいかに。
じゃなくて問題は……
「そして『恐れ』を前進に変えよ。弱き者、尾をふり返る事なかれ。武き者、髭を湿らせる事なかれ」
=鉄の尾・フラットレイ=

……ひげ、ありましたっけ?